「北欧に学び、楽しんで、幸せな社会・京都づくりを目指す。」
「九州発北欧展2017」は、2011年に福岡で始まった東日本大震災チャリティイベントです。これまで福岡を中心に、東京、栃木、鹿児島で開催し、参加者総数は約8000人、東北地方へ送付した義援金総額は約500万円になります。
世界100都市のネットワークをつないで活動しているImpact Hub Kyotoも、本企画の趣旨に賛同し、「北欧にまつわる7つの企画」を実施いたします。ぜひふるってご参加下さい。
2017年は、9月23日(土)〜10月1日(日)の期間、COCON烏丸、アクタス京都店、Impact Hub Kyoto、5ヶ所の銭湯や長性院というお寺で、北欧の建築・デザインに関するトークイベント、サウナ体験や音楽ライブ、デザイン・家具の企画販売などを実施いたします。Impact Hub Kyotoでは、北欧のデザイン、福祉,教育、社会づくりなど、下記の多様な7つのテーマで北欧に関するトーク・ワークショップを開催いたします。他の会場でのイベントの詳細は
こちらです
■9/23( 土 ) 14:00 〜 17:00
「ARTS, DESIGN AND CRAFTS 考」 参加費:1000 円
ゲスト:大垣 守可((株)大垣書店 堀川アート&クラフトセンタープロジェクトチーム)
河東 梨香(テキスタイル&インテリアデザイナー、tona デザイン事務所代表)
中谷 真憲(NPO法人グローカル人材開発センター専務理事、京都産業大学教授)
山下 晃正 ( 京都府副知事 )
グローバル化や社会構造が変化する中で、新しいモノやコト、社会システム等をデザインすることが求められている。伝統産業やアート&クラフトの分野においても、芸術と工芸の融合や世界との交流を通じて、新しい商品やサービスが生まれてくる仕組みが期待される。北欧諸国のものづくりやデザインを参考にしながら、民間主体の事業として計画されている「堀川アート&クラフトセンター」を実例として、これからのものづくりや社会システムのあり方について考える機会とする。
■ 9/23( 土 ) 18:30 〜 20:00
「映画ボーエ・モーエンセン DESIGN FOR LIFE 上映会と関連トーク」 参加費:1000円
ゲスト:多田羅景太 (京都工芸繊維大学デザイン・建築学系)
時代の変化に関わらず、ボーエ・モーエンセンが今なお北欧デザインの名声を高めるデザイナーの1人であり続けるのはなぜだろうか。このドキュメンタリーは、写真やドローイング、そして家具などの膨大な記録・資料に加え、ボーエ・モーエンセンの息子トーマス・モーエンセンによって語られるこれまで明かされることの無かったエピソードを基に、彼のデザイナーやクラフトマンとしての顔だけでなく、その人間的な素顔にも迫る。
■ 9/24( 日 ) 17:00 〜 18:30
「北欧の光と建築」 参加費:1000 円
ゲスト:小泉 隆 ( 九州産業大学 建築都市工学部 )
北欧の独特な光とその文化に着目しながら、グンナール・アスプルンド、アルヴァ・アールト、アルネ・ヤコブセン、イェンセン & スコドヴィンなどの著名な建築家の作品から、日本ではあまり知られていない名建築までを、美しい光の瞬間を捉えた写真とともに紹介します。
■ 9/29( 金 ) 18:30 〜 20:00
「幸福度世界一のデンマークから学ぶ」 参加費:1000 円
ゲスト:長阿彌 幹生 (教育文化研究所 代表、福岡デンマーク協会 理事長)
「世界幸福度報告」で常に上位に入っているデンマーク。その幸福度の高さの背景にあるものは何かを探り、日本の幸福度をより高い国へと引き上げるにはどうすれば良いのかを考えます。デンマークに毎年渡航しては、学校や高齢者施設、障がい者施設、一般家庭などを訪れ、そこで行われている教育、福祉、生活などの中から幸福な生き方、幸福な社会とは何かを考えてきましたが、講演では具体的な事例を紹介しながら、日本の、そして自分自身の幸福度について考えてみたいと思います。
■ 9/30( 土 ) 14:00 〜 16:00
「北欧人気生地と金襴でファブリックパネルづくり」 参加費:5000 円 (材料費込み) *申し込み締め切り:9/27(水) 正午
ゲスト:いとい ゆり
北欧のインテリアの一つで、木枠に布地を張り付けて壁に飾るファブリックパネル。お好きな布地を使い、簡単に手作りしていただけますので、作る楽しみと、お部屋に飾る喜びを知る人が増えています。今回はマリメッコなど北欧の生地と地元京都の西陣地域で織られている金襴の 2 つの素材で、それぞれの布の特徴に応じた張り方をし、できあがりをお持ち帰りいただきます。金襴生地はモダンなグラフィックデザインを反映させた加地金襴製作の美しい生地を使います。
■ 9/30( 土 ) 18:00 〜 20:30
「北欧のアニメファンと教育現場の様子から」 参加費:1000 円
「フィンランドにおける日本文化受容 ー ファンイベントのデスコンを中心に」
ゲスト1:今井 隆介 (花園大学創造表現学科准教授)
北欧でも日本のアニメは大きな人気があり、フィンランドのラハティで毎年開催されているアニメのコンベンションに『デスコン』があります。アニメを中心とする映像表現の研究者である今井隆介氏は、2009 年から毎年学生を引率してフィンランドへ出かけ、日本の漫画やアニメを愛するフィンランドの若者達との交流を続けておられます。これらの活動と研究を通して感じておられることをお話しいただきます。
「教育の目的とは ー 世界が注目するフィンランド」
ゲスト2:諫山 敏明 (NPO法人フィンランド人材育成研究所理事長)
これからの時代に求められる人材育成のために、様々な現場の教育研修を手がけてこられた諫山敏明氏は、子どもを取り巻く環境やイクメンの分野にも強い関心を持ち研究と実践をされています。フィンランド独立 100 年を祝う今年は、国が一つのテーマ (Together) を以て様々な事業を内外に展開しています。その最中に視察されたものごとを通して見えてきたものをお話しいただきます。
■ 10/1( 日 ) 14:00 〜 17:00
「北欧の社会・国づくりのデザインと未来」 参加費:1000 円
ゲスト:島崎 信 (武蔵野美術大学名誉教授)
中島 健祐 (デンマーク大使館投資部 部門長)
北欧諸国は、厳しい自然環境、資源の乏しさなど負の条件を持ちながら、100 年程前までは、決して豊かとは言えない国々でした。しかし、最近は EU でトップクラスのデジタル社会、ロボットを活用した先進福祉サービス、2050 年に脱化石燃料を目指すエネルギー戦略、2030 年のキャッシュレス社会の実現などスマートシティにおける先進性や取り組みが世界から注目されています。本講演では、デンマークを中心に、北欧諸国がどのように発展してきたのかについて、当時の状況、国民の暮らしの質、重要となった出来事や人物、社会や国づくりのためになされた仕組みづくりや秘訣などを紹介したいと思います。さらに、現代の北欧諸国における先進的な試みなどを紹介しながら、日本に応用できそうなことや私たちが将来向かうべき方向性やヒントを提示出来ればと思います。
■申し込み
参加申し込みは、イベント開催日前日の正午までにお願いします。定員になり次第締め切らせて頂きます。但し空席がある場合は、当日参加も可。なお、9/30(土)の「ファブリックパネルづくり」については、9/27(水)正午で締め切らせて頂きます (当日参加不可) 。
■京都北欧展実行委員会: 一般社団法人 Impact Hub Kyoto
〒 602-8061 京都市中京区甲斐守町 97 西陣産業創造會舘
■主催:九州産業大学建築都市工学部、北欧展京都実行委員会
■協力:一般社団法人 Impact Hub Kyoto、COCON烏丸、アクタス・京都店
■後援:デンマーク大使館、フィンランド大使館、スウェーデン大使館、ノルウェー王国大使館、京都府、京都市(予定)、京都新聞、NHK 京都放送局、αステーション、日本フィンランドデザイン協会、関西日本フィンランド協会、福岡デンマーク協会
■北欧展京都実行委員会
小泉隆、浅井俊子、稲盛豊実、大垣守可、大武千明、北林功、高林素樹、西谷剛毅、島崎信