ラスキンとシビックエコノミーの関係を探る(紫牟田伸子×山崎亮)
働くことが労働であり苦痛であり、富とはお金を儲けることであり、贅沢や快楽であるという既存の考え方から離れ、まっさらな頭で、新しい働き方や豊かさについて考えるソーシャルデザインやコミュニティデザインを考えるとき、ラスキンの言う「生という富」について思いを巡らせることになるのではないでしょうか。そしてそれは、誰かに与えられるものではなく、市民それぞれのできる範囲で広げられるものだからこそ、いま、静かに世界のあちこちで広がっているのでしょう。
それが「シビックエコノミー」です。大きなグローバル経済の片隅で、地域ごとに生まれている小さな経済。イギリスで生まれた『シビックエコノミー:世界に学ぶ小さな経済の作り方』を読みながら、多様な生き方を支えていく小さくも新しい「エコノミー」について考えて見たいと思います。
そこで出てくる疑問。「では、日本ではどうなのか」。
日本の事例も踏まえて、シビックエコノミーとラスキンの思想との関係について、紫牟田伸子と山崎亮が語り合います。
*希望者は、https://goo.gl/19pw8u よりお申し込みください。(Facebookでの参加予定ボタンではありませんのでご注意下さい。)
◉ゲスト紹介
・紫牟田伸子
美術出版社『BT/美術手帖』『デザインの現場』編集部を経て、日本デザインセンターにて「ものごとの編集」を軸に、商品企画、コミュニケーション・プランニング/デザイン・プランニング/デザイン・プロデュースなど、社会や地域に適切に作用することを目指したデザイン・マネジメントを行う。2011年8月円満退社。同年9月より個人事務所開設。2018年7月、株式会社Future Research Institute設立。主な共著に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』『シビックプライド2 [国内編] :都市と市民の関わりをデザインする』(2008、2015/宣伝会議)、『日本のシビックエコノミー:私たちが小さな経済を生み出す方法』(2016)など。
・山崎亮(やまざきりょう)
studio-L代表。コミュニティデザイナー。社会福祉士。
1973年愛知県生まれ。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。
著書に『ふるさとを元気にする仕事(ちくまプリマー新書)』、『コミュニティデザインの源流(太田出版)』、『縮充する日本(PHP新書)』、『地域ごはん日記(パイインターナショナル)』などがある。
◉開催概要
・日時:2018年 12月26日(水)19:00-21:30
・会場:Impact Hub Kyoto
地下鉄「今出川」「丸太町」駅から徒歩15分
京都市上京区甲斐守町97 西陣産業創造會館
・参加費:一般2000円、HUB会員1000円 茶菓子つき
・申込:https://goo.gl/19pw8u より参加表明をお願いします。
・問合わせ:075-417-0115 [email protected]
・主催:Impact Hub Kyoto
・共催:Ruskin in Japan実行委員会
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