サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
本フォーラムでは、京都におけるサーキュラーエコノミーの実践者らへの支援を強化し、その活動をさらに広げるための具体的な施策を探ります。多様なステークホルダーが、未来の社会像を浮かべて有機的に連携することにより、個々の力を結集し、都市全体のレジリエンス向上を実現するための具体的なアクションプランを策定します。
人と人とのつながりが希薄化し、生きづらさを抱える人々が増え続ける中で、経済性や利便性だけを追い求めるのではない、つながりをつくる生き方のヒントが求められています。
今回は、「君の椅子」プロジェクト代表の磯田憲一さんと、不登校の子どもたち居場所づくり、理想の学び場づくりを手掛けておられる京都大学総合博物館の塩瀬隆之さんをお迎えして、お話をうかがいます。
「君の椅子」プロジェクトは、子どもたちに「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて、1脚ずつ名前と生まれた日を刻んだ、世界にひとつだけの「椅子」を贈る取り組みです。
長い歳月をかけて育まれてきた森、そこから伐り出された木材が、確かなデザインと職人の技によって「君の椅子」に生まれ変わります。
小さな椅子は、子どもたちの日々の暮らしにそっと寄り添いながら、たくさんの思い出を刻んでいくことでしょう。 「君の椅子」は子どもたちの未来への贈り物。新しい生命が人々のあたたかな眼差しに見守られて健やかに成長しますように、という祈りが込められています。
木の伐採から椅子の製作に至るまで全て手仕事で行われるこのプロジェクトは、2006年に、北海道の小さな自治体からスタート。ゆっくり、少しずつ、地域の枠を超え、日本各地や海外にも広がり始めています。
*「君の椅子」プロジェクト:
https://www.asahikawa-u.ac.jp/page/kiminoisu_project.html
【プロジェクト構成】
PART1:居場所を届けて~「君の椅子」という名の旅~
PART2:希望の君の椅子~3.11に生まれた君へ~
【開催概要】
日時:2023年1月21日(土)16時-17時半
開催方法:配信 ※アーカイブ用の撮影場面をそのまま臨場感があるように覗き見いただけるような配信方法を予定しています。
参加費:無料
お申し込み:peatixより
peatixURL :https://kiminoisu-online.peatix.com
お問い合わせ先:075-417-0115/[email protected]
主催:一般社団法人ImpactHubKyoto/日本フィンランドデザイン協会
協力:君の椅子プロジェクト
【登壇者プロフィール】
話し手:磯田憲一
君の椅子プロジェクト 代表。(公財)北海道文化財団 理事長。(一財)HAL財団(旧 農業企業化研究所) 理事長。学校法人北工学園 理事長。旭川大学大学院客員教授。安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄 館長。
1945年旭川市生まれ。1967 年明治大学法学部卒業後、北海道庁入庁。以後、一貫して北海道人の視点で地域の振興に取り組む。北海道政策室長、上川支庁長、総合企画部長を経て副知事となり、2003年に退任。2006 年から、誕生した子どもに椅子を贈るプロジェクト「君の椅子」に取り組む。2014 年に第 6 回日本マーケティング大賞地域賞、2015 年に春の叙勲で瑞宝中綬章、同年 9 月、第 37 回サントリー地域文化賞をそれぞれ受賞。書籍 「遥かなる希望の島~『試される大地』へのラブレター」。2022 年第 73 回北海道文化賞受賞。
聞き手:塩瀬隆之
1973年生まれ。工学博士。京都大学総合博物館准教授。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修了。専門はシステム工学。
2012年7月より経済産業省産業技術政策課にて技術戦略担当の課長補佐に従事。2014年7月より現職。日本科学未来館”おや?”っこひろば総合監修、NHK Eテレ「カガクノミカタ」番組制作に取り組み、2017年から岐阜市教育委員会の「5年先を行く教育」の施策を考える審議会の委員を務め、2021年4月に開校した東海地区初の「不登校特例校」である草潤中学校の設立準備アドバイザーを務めた。平成29年度文部科学大臣賞(科学技術分野の理解増進)受賞。2025年大阪・関西万博政府日本館基本構想有識者委員会座長。著書に『未来を変える 偉人の言葉』『問いのデザイン創造的対話のファシリテーション』、『インクルーシブデザイン:社会の課題を解決する参加型デザイン』など。