サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
本フォーラムでは、京都におけるサーキュラーエコノミーの実践者らへの支援を強化し、その活動をさらに広げるための具体的な施策を探ります。多様なステークホルダーが、未来の社会像を浮かべて有機的に連携することにより、個々の力を結集し、都市全体のレジリエンス向上を実現するための具体的なアクションプランを策定します。
講座のポイント
目に見えない空気をどう扱うか。ファシリテーターとして、何を見、何を聴き、どう場に関わるのか。特に対立や葛藤が顕れてきた時にファシリテーターの力量が問われます。そういったグループの潜在的な問題に焦点をあてたファシリテーションの達人が、廣水乃生さんです。この講座では、日本人特有の空気を読んで様子を伺う同調圧力や、いがみ合い、攻撃的な人がいる時の場づくりのコツをお伝えします。「口に手を持っていっている人はなにか言いたい事がある」「急に手遊びする人が増えた」など、場の中で起こる現象の深層に流れる意識からヒントを掴み取る「場の見立て」の技術と、必要に応じて介入するための心構えの習得を目指します。2日間の中で参加者グループに流れる葛藤や対立を取り上げ、プロセスワークをベースにした手法を使って人の心理に焦点をあて、実際に変容していく様を目の当たりに出来る機会はめったにないでしょう。一方的に「仕切る」進行から抜け出し、参加者の自身の変容へ導く「場の視力」を高める技術を学びましょう。
※プロセスワークは、アパルトヘイトの問題を対話によって解決したアーノルド・ミンデル氏によって編み出された対話手法です。
【講師プロフィール】
廣水乃生(ひろみずのりお)さん
コミュニティファシリテーション研究所所長。東京学芸大学大学院教育学研究科修了後、7年間教師を務める。教育を通して人と人とのつながりの大切さを感じ、学校と地域、行政と住民、親と子どもなど異なる立場の人たちの橋渡しをすることを目指し教諭を退職。米国プロセスワーク研究所大学院にて葛藤解決・組織変革ファシリテーションマスターコース修了、帰国後をコミュニティファシリテーション研究所を設立。現在、各地で困難な状況への取り組みを通じて個人の自発性やグループの協働性を高めるために組織変革ファシリテーターとして企業、行政、NPO/NGOなどの多岐にわたる組織・現場に関わっている。