2024年11月16日(土)
総合地球環境学研究所(上廣環境日本学研究センター)主催ワークショップ
AIとCompassion~開発者とユーザーがともに考える技術受容~を開催いたします!
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2024年11月16日(土)、京都のインパクトハブで開催される本ワークショップは、「人と技術の関係」を多角的に探究するイベントです。哲学者、ロボットエンジニア、システム工学者など、各分野の専門家たちが集まり、参加者とともに「技術の未来」を哲学カフェ形式で議論します。

技術と社会をつなぐ取り組み

現代社会において、私たちはスマートフォンを通じた利便性を享受する一方で、技術がもたらす断絶や不自由を経験しています。本イベントでは、技術を中立な存在として捉え、どのように使いこなすかが未来を形作る鍵となることを考察します。テーマは「ロボットの愛着」と「技術と社会の関係性」。パートナーロボットへの愛着は既に見られますが、果たしてロボットが人間に愛着を持つ日は訪れるのでしょうか。

マンガソンで描く未来

イベントの後半では、「マンガソン」と呼ばれる2コマ漫画のアイデア出しセッションを行います。これは、ハッカソンの準備段階にあたるもので、迅速なイメージ共有を目指したユニークな取り組みです。漫画家の指導のもと、ユートピアとディストピア、両方の視点から技術の未来を描きます。

◆ 話題提供者の紹介

谷川嘉浩さん(哲学、京都市立芸術大学)
高田恵美さん(エンジニア、GROOVE X)
吉川泰三さん(ロボット工学、HONDA R&D)
塩瀬隆之さん(システム工学、京都大学総合博物館)
ドウノヨシノブさん(マンガ家、京都精華大学)
吉川成美さん(環境日本学、総合地球環境学研究所)

◆ 当日スケジュール

第1部 15時~16時

15:00~15:30 話題提供(1)15分×2名

15:30~16:00 哲学対話

第2部 16時~17時

16:00~16:30 話題提供(2)15分×2名

16:30~17:00 哲学対話

第3部 17時~19時

17:00~17:15 休憩

17:15~17:30 話題提供(3)15分×1名

17:30~19:00 ワークショップ~マンガソン~

開催概要

日時:11/16(土) 15:00-19:00
場所:Impact Hub Kyoto
参加費:無料
主催:総合地球環境学究所(上廣環境日本学究センター)
企画運営:Impact Hub Kyotoお問合せ:Impact Hub Kyoto
(Tel:075-417-0115 / Mail:[email protected])

◆ 話題提供(1)

1人目:哲学 京都市立芸術大学 谷川嘉浩氏
1990年生まれ。大阪経済法科大学非常勤講師,本学非常勤講師,日本学術振興会特別研究員(DC2)、本学特任講師を経て,2023年から本学専任講師。『スマホ時代の哲学』『信仰と想像力の哲学』『専門分野の越え方』など著書多数。講演やワークショップもしばしば行う。日本哲学会,応用哲学会,日本社会学理論学会などに所属。

2人目:エンジニア GROOVE X 高田恵美氏
1980年生まれ。電気通信大学知能機械工学科卒、同大学院情報システム学研究科修了。博士(工学)。2009年4月より(株)SCREENホールディングスにてインクジェット研究に従事。2015年から約2年間、南米や南極、欧州を旅。2016年よりGROOVE X(株)にてLOVOTの開発に従事。ロボットへの愛着とオーナー行動の関連性の研究、LOVOTの機能評価・改善、内部冷却と表面温かさを両立する構造と制御の開発、サーボ開発などを担当。

話題提供(2)

1人目:ロボット工学 HONDA R&D 吉川 泰三氏
ロボット工学 IEEE Robotics and Automation Society Technical Committee HMU Chair / HONDA R&D 吉川 泰三氏 長年、ヒューマノイドロボットの全身コンプライアンス制御に携わる。Stanford大学でロボティクス界の重鎮 Khatib先生の指導の下、ASIMOの動作制御技術を開拓し、工学博士を取得。その後、人の歩行をアシストするロボティクスや遠隔操作ロボティクスのプロジェクトに携わる。

2人目:システム工学 京都大学総合博物館 塩瀬 隆之氏
1973年生まれ。京都大学工学部卒、同大学院工学研究科修了。博士(工学)。専門はシステム工学。2012年7月より、経済産業省産業技術政策課にて技術戦略担当の課長補佐に従事。2014年7月より復帰。小中高校におけるキャリア教育、企業におけるイノベーター育成研修など、ワークショップを多数実施。平成29年度文部科学大臣賞(科学技術分野の理解増進)受賞。共著に『問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション』『インクルーシブデザイン:社会の課題を解決する参加型デザイン』(いずれも学芸出版社)など。


マンガ家 京都精華大学 ドウノヨシノブ氏
1974年たつの市生まれ。中学校講師などを経て、えかき・ものづくり作家として創作を始めた。地域活性化などに取り組む一般社団法人「なないろめがね」(たつの市)の代表理事も務める。

◆ インプット(環境日本学について)/クロージングトーク


環境日本学 総合地球環境学研究所 吉川 成美
総合地球環境学研究所 基盤研究部 上廣環境日本学センター センター長・特任教授。農業経済学博士。農と食を中心にフィールドワークによる環境教育プログラム開発に携わる。早稲田大学早稲田環境学研究所、県立広島大大学院経営管理研究科教授、同大学平和経営学プロジェクト研究センター センター長など歴任。主な著書に「クライメート・チェンジ―新たな環境倫理の探求と対話」(清水弘文堂書房)など。

 

8/10(土)、Embedding Circularity~サーキュラーエコノミーPitch Contest~を開催いたします!

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Bank of America サーキュラーエコノミーの取り組み
ImpactHubKyotoは、5年ほど前からアジア地域を中心に、BOAと連携し様々な活動をおこなっております。現在、上海とジャカルタでサーキュラーエコノミーについての事例研究とBOAが作っているツールキットの検証が行われいます。
Impact Hub Kyotoでは日本的なサーキュラーエコノミーの再発見する取り組みを実施いたします。

繊維業界に着目した理由~京都と繊維産業~

①グローバルな環境課題に対する繊維業界の戦略的重要性
繊維産業は世界の温室効果ガス排出量の約10%を占め、水質汚染や化学物質使用の観点からも環境負荷が極めて高い産業です。特に、ファストファッションの台頭により、製品ライフサイクルの短縮化と廃棄物の急増が深刻化しています。このような危機的状況下で、繊維業界全体がサーキュラーエコノミーに移行していくことは、単なる環境対策ではなく、業界の持続可能性を確保する上で不可欠な経営戦略となっています。
サーキュラーエコノミーを取り入れた先進的取り組みを業界全体で推進することで、環境負荷の大幅な削減とともに、新たな市場創出や競争力強化にもつなげて行くことが重要です。

 

②開催地である京都が持つ独自の産業エコシステムと革新力
京都は1200年以上の歴史を誇る西陣織をはじめとする伝統的織物技術を有しています。しかし、その価値は単なる伝統技術の保存にとどまりません。京都の繊維産業は、伝統と革新を高度に融合させ、再利用糸を活用した繊維の開発や黒染めによる衣類のアップサイクル等、常に新しい価値を生み出し続けています。
さらに、京都大学をはじめとする先端研究機関、ベンチャー企業、そして老舗企業が密接に連携することでサーキュラーエコノミーの概念を単に取り入れるだけでなく、それを進化させ、新たなグローバルスタンダードを創出する潜在力を秘めています。伝統技術、先端科学、そして環境経営の知見を結集することで、サーキュラーエコノミーの理念を具現化する革新的なソリューションの創出が期待できます。

 

【大学生・大学院生向け】
サーキュラーエコノミーアイデアソンを開催いたします。
京都の繊維産業の企業2社のビジネス課題の解決案を考え、プレゼンします。優勝チームには賞金10万円。
ぜひ、ご参加ください!!

 

【開催概要】
●日時:8/10(土)10:30-17:00

●場所:Impact Hub Kyoto

●参加企業:
有限会社村田堂様・株式会社京都紋付様・有限会社フクオカ機業様

●審査員:
京都大学 塩瀬准教授 他

●当日スケジュール
10:00 受付
10:30 開会あいさつ・ワークの説明
11:15 ワーク開始
12:45 中間報告とフィードバック (10分 × 3グループ)
13:15 ワーク (各自お弁当)
15:00 審査員紹介
15:15 1時間 最終発表(10分×3) フィードバック (5分)
16:15 結果発表
16:30 交流会

●お問合せ:
075-417-0115/[email protected]

●主催:
Impact Hub Kyoto

●Supported by
BANK OF AMERICA

 

★申込先:https://lu.ma/arg98bzw

 

内容
サーキュラーエコノミーの基本と海外、日本における主要のトレンド、循環型ビジネスモデルへの変革方法を取り入れる際の障壁に関しての議論。
産業の最前線で取り入れているものづくり企業と次世代を担う学生が交流し社会と環境のあり方を考える2日間
概要
日程:7月25日(木) 17:30~20:30、8月8日(木)17:30~20:30
※原則、両日参加していただきたいですが、どちらかの場合でも是非ご参加下さい。
形式:対面
定員:20名程度
場所:Impact Hub Kyoto 2階
(〒602-8061 京都府京都市 上京区甲斐守町97西陣産業創造會館)
参加費:無料
Day1特別講師
塩瀬隆之様
Day1タイムテーブル
17:40~18:20 サーキュラーエコノミーに関するレクチャー
18:30~19:30 サーキュラーエコノミー実践事例トークセッション
19:30~           交流会(食事あり)

内容
伝統産業に携わる方・これから携わろうとし ている学生などが、ゲストと共に京都の文化 の未来について楽しく交流しながら考える。

こんな方に来てほしい!
・京都の文化や伝統に関心のある学生
・伝統産業や文化ビジネスに従事されでいる方
・文化振興に携わる行政の方

 

概要
日程:6月29日(土) 18:00~20:00
形式:対面
定員:30名程度
場所:Impact Hub Kyoto 3階
(〒602-8061 京都府京都市 上京区甲斐守町97西陣産業創造會館)
参加費 学生:500円 一般:1000円

 

タイムテーブル
18:00~19:00 ご講演
19:00~20:00 交流会

 

ゲスト
和田 伊三男様 (真田紐師 江南 15代目)
小野寺 亮太 様 (Dylan/エバンジェリスト/ アトツギオタク)

 

主催:Impact Hub Kyoto & Kyoto T-plaza

 

★京都文化コミュニティ 「Kyoto T-plaza」 の詳細:

https://everlasting-headstand-8e4.notion.site/Kyoto-T-plaza-1a0d01831e6c45a281ea7a1aead695c8

★参加申込:

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeI8kScKBYaAI2MBvmLoCxee30bDLqxZpIAwGoX8tS7nAVn_A/viewform

 

 

◆◆6月開催のお知らせ◆◆

村口和孝氏の「スタートアップ道場」を6月16日(日)に開催いたします!

 

今回は、4月・5月・6月と連続した内容の講座となっております。
そのため、4月・5月・6月のすべてにご出席できる方にご参加願います。(※ご事情がある場合は、メールにてご連絡ください)

●4月20日 スタートアップの本質(キャッシュフロー経営の大切さ、スタートアップの5階てビルモデル)
●5月26日 商品の立ち上げからビジネスモデル
●6月16日 ベンチャーキャピタルと起業家のパートナーシップについて

 

【開催概要】
日時:6月16日(日) 10:00-16:00
場所:Impact Hub Kyoto3F
住所:京都市上京区油小路通中立売下る甲斐守町97西陣産業創造會舘2F・3F
参加費:無料 ※交流会の飲食代はドネーション制
お問い合わせ先:075-417-0115/[email protected]

申込フォーム:https://forms.gle/bLBew85DoxYiEX2Z6

 

【講師プロフィール】
村口和孝
1958年徳島県生まれ。1984年に慶応義塾大学経済学部卒業後、証券系ベンチャー・キャピタルの(株)日本合同ファイナンス(現・ジャフコ)入社。1998年に独立し、個人資産も投じて、日本初の個人型ベンチャー・キャピタル「日本テクノロジーベンチャーパートナーズ投資事業組合(NTVP)」を立ち上げた。
これまで出資した、DeNA、インフォテリア、阿波製紙、ウォーターダイレクトなど6社が株式上場(店頭公開含む)に成功。通算成績でキャピタルゲイン250億円と、独立系ベンチャー・キャピタリストとしては、日本随一の実績を収めている。