サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
本フォーラムでは、京都におけるサーキュラーエコノミーの実践者らへの支援を強化し、その活動をさらに広げるための具体的な施策を探ります。多様なステークホルダーが、未来の社会像を浮かべて有機的に連携することにより、個々の力を結集し、都市全体のレジリエンス向上を実現するための具体的なアクションプランを策定します。
HUB共催企画×風天塾
風天塾第二回 「学びとは何か?~カオスと科学、芸術~」
趣旨
私たちは、近代科学の合理精神に基づき、学校教育や、マスメディアが発信する情報などを通じて、この世の規則を学んでいきます。そして、その規則は、因果関係を論理的に説明できるものであることが前提になっています。
しかし、その説明手法は現象の一側面をスタティックに記述することに長けていても、ダイナミックに動き続ける世界の全体像を捉えることは苦手です。その結果、全体が要素ごとに細分化され、要素ごとに探求する専門家ばかりが増え、全体の中の各要素の関係が見えにくくなり、全体像がますます複雑化する状況になっています。
そして、これだけ科学技術が発展した現在でも、まわりを見渡せば大半がカオス状態であり、重要なことが解明できていません。天気や地震などの自然現象だけでなく、株価や為替などの経済指標も、カオスです。心拍や脈拍、呼吸など身体の生理機能もそうですし、それらと連動している可能性がある心の動きもそうです。一人ひとりの人生もまた、就職や進学をはじめ単純な原理で幸福の手引きを行なう言葉が、教育界やメディア社会に溢れていますが、複雑な因果が重なり合ってそのとおりにはならず、想定を超えたダイナミックな展開になっていくのが普通です。 にも関わらず近年は、政治も含めて、”わかりやすさ”が社会的に重宝されていますので、内容が込み入ったものや、曖昧なもの、関係を説明しずらいものは、どんどんと排除されています。 つまり、実際の現実ではカオスに囲まれて生きていながら、単純化され、わかりやすく整理された説明を現実だとみなし、それを自分の人生の拠り所にしている。 世界と人生がカオスであるかぎり、そうした偏狭な”学び”が、世界と人生を豊かにする手立てになる筈がありません。
風天塾は、細分化された世界を統合的に理解するため、専門分野の垣根を越え、対話と考察を深める場にしたいと考えています。
なお第一回風天塾は、建仁寺両足院さまのご協力で7月20日に、関野吉晴(探検家) 山極寿一(人類学、霊長類学者) 佐伯剛(風の旅人 編集長) による「人間らしさとは何か!」が行われました。
詳しい内容は、こちらをご覧下さい。
http://www.kazetabi.jp/イベント/
【開催日時】
2014年8月30日(土) 開場:17時~ 開演:17時30分 ~ 20時30分
※今回は、懇親会形式で延長線を行う予定です。
【語り手】
池田 研介(複雑系物理学)×村瀬雅俊(生命基礎理論)×佐伯剛(風の旅人 編集長)
【参加費】
2,000円(Impact Hub Kyoto会員:1,500円)
【予約】
以下のリンクよりフォームにご記入下さい。
https://docs.google.com/forms/d/1S3XU8wRApRgIpo51AteBKZ5zBcmt_EBVUnDU6H7SApI/viewform
【場所】
〒602-0898 京都市上京区相国寺門前町682 電話:075-417-0115
※京都駅から地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」で下車。1番出口から南(今出川通、同志社大学方面)へ歩き、Daily Yamazakiを超えてすぐ。徒歩3分程度。