11月28日開催レポート「花脊・広河原のじかた文化を継ぎ、伝えるこれからの生業。」
14 1月 2022 - hubkyoto

つくるコミュニティのシリーズ「つなぐ花背 むすぶ花背 つくる花背(10月3日開催「つなぐ花背 むすぶ花背 つくる花背~ トークイベント 花背への誘い~花背・別所・広河原の歴史的源泉と里山の生態系~ 」11月7日開催「花背の森で木と遊ぶ 」11月20日開催「小さく持続可能な山と人のつながりをつくる 〜ニホンミツバチの週末養蜂~」11月21日開催「花背のこどもたちとつくる伝統のちまき。 次の世代の里山づくりを語りあう」)」は11月28日ImpactHubKyotoにおいて「花脊・広河原のじかた文化を継ぎ、伝えるこれからの生業。」(主催:一般社団法人ImpactHubKyoto、共創ラボCO-LAB Kyoto、協力:左京北部山間地域自治連絡協議会、花背ワンダーランド、OKU 京都ねっと)をテーマとし開催されました。

第1部では山を切り拓き、暮らしをつくってきた先人の後を継ぎ、花背で林業を営んできた古原久弥さんから、過去から現在の林業や花脊の山、森の様子を映像を見ながら解説いただき、未来に向けて人が山とどう関わっていくべきかを探りました。

モデレーターとして登壇された川勝雪貴さんとの掛け合いでは、花背の過去と今を行き来しながら、花背の自然を振り返りました。

長年、花背に住み山に親しんだ古原さんのお話は花背を知る貴重な機会となりました。

モデレーターとして登壇された川勝雪貴さんとの掛け合いでは、花背の過去と今を行き来しながら、花背の自然を振り返りました。

長年、花背に住み山に親しんだ古原さんのお話は花背を知る貴重な機会となりました。

第2部では、広河原の伝統行事である松上げを中心とした暮らしの営みについてゲストの広河原の新谷久利さんからスライドを交えながら、山の恵みを今に活かし生業として継ぎ伝える未来への思いをお聞きしました。

モデレーターの川勝五大さんとのやり取りでは花背で行われている伝統的な「松上げ」の写真を背景に流しながら、「松上げ」がいかに花背の生活に絡んでいたのかを紹介しました。「松上げ」を将来に残すための方策など、伝統をどう続けていくかを話し合いました。

第3部では早稲田大学客員研究員で、「文化と環境」をテーマに、花脊のフィールドワークのきっかけとなった吉川成美先生(県立広島大学大学院経営管理研究科教授)と、大和田愛乃さんの司会で、参加者の方々とセッションがありました。

参加者が、気になった言葉をポストイットに書き込み、ボードにまとめ、書かれたキーワードについて吉川先生が記載者に問いかけるスタイルで3部は進みました。1、2部の話で気になったこと・連想したこと・思いついたことを参加者との対話から、花背の未来を模索し、3部を終えました。

その後、参加者の人々らと話し手の方々による交流会が行われました。立冬が直前でありながら、参加者からの熱量は凄まじいモノを感じたイベントとなりました。

これまでに行われた共創ラボイベントのレポートはこちらのHPから