開催レポート「花背のこどもたちとつくる伝統のちまき。 次の世代の里山づくりを語りあう」
12 1月 2022 - hubkyoto

2021年11月21日日曜日、別所の藤井和彦様宅にて「つくるコミュニティ京都」プロジェクト【花背のこどもたちとつくる伝統ちまき。次の世代の里山づくりを語りあう】(主催:(一社)Impact Hub Kyoto 共創ラボCo-LabKyoto  協力:左京北部山間地域自治連絡協議会 森林空間活用協議会 花背ワンダーランド実行委員会 OKU京都ねっと)が開催されました。

 1部では、花脊の貴重な笹の復活と活用に向けた取り組みを実施するちまき笹再生委員会の笹の生育現場に貫名先生・藤井優三さん・藤井和彦さんの案内で訪れました。

険しい山道を進むと笹が生い茂っている一画が現れました。そこで貫名先生から笹の生態について、藤井優三さんからは笹の収穫方法等を教えていただきました。参加者の方からは「鹿による笹の減少について」等の質問が上がりました。

 昼食は(OKU京都ねっとメンバー様による)かまどで炊くごはんと味噌汁をいただきました。

 2部では、花背小中学校のこどもたちによる「花背を紹介!ちまきプロジェクト」によるちまきづくり体験会が行われました。

はじめに子どもたちからちまき笹の包み方を教わり、それから参加者の方々も実践に移りました。花背のちまきは一般的なちまきの包み方とは異なり、右側に飾りの笹が出るようにつくります。花背の子どもたちが手慣れた手つきで包んでいた様子からは想像出来ない花背独自の包み方の難しさに一同苦戦しました。

しかし子どもたちの丁寧なレクチャーにより、参加者の方々の終盤には花背独自の包み方をマスターすることができました。最後は、自分で作ったちまき蒸して試食しました。参加者の方から「自分たちで一から作った甲斐もあり普段食べるちまきよりも美味しく感じた」という感想をいただきました。