今回は、6/24-27に開催されたImpact Hub の「Global Gathering」の参加レポートをお届けします!
レポートを書いてくれたのは、参加メンバーの1人であり、HUBの運営パートナーであるNPO法人グローカル人材開発センターの行元沙弥さんです。それではどうぞ!
グローカルセンターが2018年4月からオフィスを移した、堀川中立売に拠点を構える「インパクトハブ京都」遡ること2005年。ロンドンにて社会・世界を変えたいと欲する人のために「自分自身の変革」から社会に持続可能なインパクトを起こすためにスタートしたチェンジメーカーのための活動拠点なのです。
今では世界に100の拠点を構え、京都は設立代表者浅井氏の尽力で6年前に設立。
LOCALに根差した「個人の活動」からなる世界。全体性としてGLOBALの動きをとらえるため、個々の事例から応用可能な知見や学び・ネットワークの共有の場として各拠点のファウンダーが集う年に1度のイベントに連携可能性模索のためインパクトハブ京都のメンバー(パートナー)として参加してきました。
2018年の開催地はカナダ、モントリオール。
草の根の活動を自ら実践し支援するファウンダーが世界中から集い、1人1人が成功体験や失敗、学びや知見をおしみなく共有。それらがオープンソースとなり全体の発展に貢献していることを実感しながら持続可能なインパクトについて対話を交わす。
全体を通して各々のLOCALに応用可能なプロセスや知見を持ち帰りまた、各々のLOCALで活動を加速させるという仕組みがとても有機的である。
何より、ファウンダーの熱意や志、それぞれがもつストーリーからの学びや気づきが活力となり、そのエネルギーが相乗効果を生みまた次の活動へのエンジンになる。
3日間のイベントは午前中はキーノート、午後は複数テーマでのワークショップという流れで、大切な問いとして共通認識を深める共通項の時間と各々の興味関心で過ごす時間のバランスが保たれていた。
ワークショップでは、コミュニティビルディングの在り方、SDGsへアプローチ、アートオブホスティングの重要性、ポリシーメイキングへのインパクトなどなどテーマは多岐にわたる。対話を通じた創発の中で、その地域におけるー私たちは京都―活動の発展の仕方、在り方までブレイクダウンする。地域は違えど、不変的で応用可能な知見や心がけるポイントはたくさんある。
グローカルセンター設立当時は、学生の就職や採用の問題を語るときにそこに当事者がいなかった。
働くにまつわる問題を語るときに学生だけ、大学だけ、経済界だけ、学生だけでは解決が不可能。
同じく、他の事柄についても当事者はもとより様々な背景を持つ方や知見を持つ方がいてはじめて複眼的にその問題を見つめアプローチできる。
世界といったときにいつもなんとなく頭に浮かぶイメージ画像が地球!という感じになるけれど、世界は地域(ローカル)の集積でできている。
そして、周辺地域や周辺国のみならず世界とたしかに繋がっているということに改めてアンダーラインを引くことができた。
そして、Person to personで話をして初めて、その国の形や地域が立体的に浮かび上がってくる。
あるワークショップの終わりに、こんな会話が交わされた。
「今回すべて英語で進行しているしコミュニケーションをとっている。けれど、これ自体もよりよい対話のためにまだまだ発展・改善の余地があるよね。」
「心地よい表現方法として、多言語にすることや、言語だけではなくてもっとボディランゲージとか絵とかいろんな表現方法で心地よい方法も模索していこう。」
「それぞれの国と人に文化と文脈があることを尊重して、活動する人を信頼して、コラボレーションをしよう。」
LET’S COLLABORATE.