7/8に、「コスタリカの奇跡 -積極的平和の作り方-」という映画の上映会と、・関根健次さんをお招きした帰国報告会を開催しました!

関根さんは、「幸せの経済学」「ザ・トゥルー・コスト 」「ビューティフル アイランズ 」「0円キッチン」など、話題の社会派ドキュメンタリー映画を配給するユナイテッドピープル株式会社の代表をされています。おかげさまで、60名以上の方にご参加いただきました。

 

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コスタリカは、“「21世紀の理想国家」「中米の楽園」”と呼ばれるなど、最近にわかに注目を集める国です。

– 1948年に軍隊や武器を持たないことを選択し、無料の教育、無料の医療を実現した国 –
– 再生可能エネルギーが発電の「98.7%」、驚異的な世界最先端のクリーンな国 –
– 2016年の幸福度ランキング世界No.1で、「途上国」としても異例の国(英国のシンクタンク、ニュー・エコノミクス財団より)-
– 地球の陸地面積の0.03%の国土に、生物種の約5%がいる生き物の楽園、エコツーリズム発祥の国 –
-「子ども選挙」と呼ばれ、小学生でも選挙を経験できて、平和や民主主義を徹底的に学ぶ国 –

などがその理由です。

 

 

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今回の映画は、ヒューマンフォーラムさんの mumokuteki cinema の協力を得て、この映画を上映しました。

映画「コスタリカの奇跡」では、様々な圧力を受けながら1948年に軍隊の廃止を決め、その予算を社会福祉にあて、医療や教育を無料にして国民の幸福度を最大化する道を選んだドキュメンタリーを描いていました。

 

コスタリカがすごいなぁと思ったのでは、決してアメリカの傘下に入ったのではなく、ヨーロッパ中の首脳に掛けあって、外交力をいかんなく発揮して、国際社会を味方につける努力をした結果、軍隊がない状態を保つことができているということ。

 

関根さんは、お話の中で、「コスタリカに行って変わったのは、平和のイメージが変わったこと」だと話していました。日本で戦争教育というと、つねに負のイメージで、戦争と平和が対になっていますが、長年戦争がなくて平和しか存在しないコスタリカ。平和であることが当たり前であるコスタリカ人は、全く平和の感覚が日本とは異なるのだそうです。いい意味で、平和からスタートしている感覚なんだそうです。

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また、実際に理想国家とは異なるコスタリカの負の部分についても触れてくれました。

例えば、国家予算の3割をかけているという教育費は、意外にも現場の教員はそこまで熱心じゃなくて、子どもを預けてみたもののあまり学びが多くなかったという話や、自然エネルギーが発電の「98.7%」近いという反面、1社で独占していることから電力の値段が高いとか、物価は日本と同じくらいだとか、首都の治安はそこまで良くないなど、まだまだ課題も多いとのこと。

ちなみに、世界の地熱発電の7割は日本企業だそうで、日本には十分に自然エネルギーの技術はあるのだそうです!
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最後のフリータイムでは、車座になって熱心に関根さんとディスカッションをされていました。たくさんの面白いお話が聞けて、日本のこれからの在り方を考える素晴らしい会だったと思います。

ご参加くださった皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。

 

 

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asada

asada

Impact Hub Kyoto の企画づくりと触媒となるコーディネーター。
アニミズムの研究をはじめ、人類の進化や普遍的なもの、社会を良くするためのエコシステムの構築と探究がテーマ。