【イベント開催報告】“Fototaxia -失われた軌跡を求めて”- ブラジルの写真家、ミゲル・チカオカと”光”に触れる=「視る」ことの本質的体験
4 7月 2017 - impact hub kyoto
6/30には、ブラジルより写真家のミゲル・チカオカさんをお招きしたトークショーを開催しました!
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ミゲルさんは、植物や野菜の絞り汁で焼き付けたり、電気も薬品も印画紙も使わない原始的写真技法「アンソタイプ」など、すべて身近にあるものから自分たちでゼロから手づくりできるカメラを作り、「光を視る、感じる、知覚する」というワークショップを学校・公共施設などで行ってきました。
ミゲルさんは、Fotoativaという写真家たちのグループをたちあげ、住人が少なくなり治安も悪化しつつあったアマゾン川河口のベレンという都市も、写真というツールをつかってそのコミュニティを魅力ある場所に変えていきました。
その活動が評価されて、ミゲルさんはブラジルの文化勲章を受章したのだそうです
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「今の川の状態は僕たちの責任である」というミゲルさん。
光や水など大事なものを守るために、この写真のワークショップを通して、川を再生していく。
芸術表現としてだけの写真ではなく、社会を再生していくための写真という手段について、大変示唆のあるお話をしていただきました。
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サプライズで、ミゲルさんのために馬場優果さんが歌ってくれる演奏もありました!
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