ブログ

こちらからImpact Hub Kyotoの近況やメンバーの声を発信していきます。

『聞きたい!この人のお話』vol.13 (前編)〜 宮野公樹さん(京都大学 学際融合教育研究推進センター 准教授)

Profile 宮野公樹さん (京都大学学際融合教育研究推進センター准教授) 京都大学学際融合教育研究推進センター准教授。学問論、大学論(かつては金属組織学、ナノテクノロジー)。96年立命館大卒業後、カナダMcMaster大学、立命館大,九州大学を経て2011年より現職。総長学事補佐、文部科学省学術調査官の業務経験も。現在、国際高等研究所客員研究員も兼任する他、日本触覚学会特別顧問、日本イノベーション学会理事。1997年南部陽一郎研究奨励賞、2008年日本金属学会若手論文賞、他多数。2019年所属組織の事業が内閣府主催第一回日本イノベーション大賞にて「選考委員会選定優良事例」に選出。近著「学問からの手紙—時代に流されない思考—」(小学館)は2019年京大生協にて一般書売上第一位。論考「産学連携の形而上学」2020現代思想10月号記載は、朝日新聞論壇委員が選ぶ今月の1冊に選出される。 公式ホームページ https://sites.google.com/site/miyanonaoki20170/home?authuser=0   活動とその意識   外から見ると宮野先生が1000%で注力していると思うほどなのですが、宮野先生が所属されている「京都大学学際融合教育研究推進センター」について教えてください。    学際センターは、京都大学における学際や越境を促進することをミッションにする組織です。センター長であるアジア・アフリカ地域研究研究科重田眞義教授と私、そして事務員の方2名の体制でやっています。専任教員教員としては私一人ですが、センターの業務と私自身の学問とが重なっているので、一生懸命がんばることができるのです。  センターの主な活動として2つの柱があります。1つは京都大学の先生方が立ち上げられた学際的な研究あるいは教育グループを承認・登録し、応援するもの。管理や支援をするわけではなく、「伴走」といいますか、一緒に活動するスタンスで「こうやったらもっと面白いのではないですか」みたいな感じで、ワイワイと越境活動をするというものです。  そのユニットにも2種類あって、通常のユニットと、若手の先生中心のライトユニットがあります。通常のユニットほうは教授陣が多く先生方がかなり自立的にやっておられ、ライトユニットのほうは、まだ任期つきの先生方とか若手の院生も入っている感じです。それもあって、私自身も各ライトユニットのメンバーの一員として、積極的に活動をしています。ゆくゆくはこのライトユニットがユニットに育つというのが目標の一つでもあります。現在、ユニットは38、ライトユニットは10あります。  そして、もう1つの柱は、分野横断的に学内で越境を仕掛けることです。分野を越えたところで、いろいろな先生たち、学生、院生たちが集まって出会い対話するような、そういう事業なりイベントなりをやっています。この2つが大きな柱です。    著書『学問からの手紙』(小学館)も読ませていただいたきました。そこでは、例えば先ほどのライトユニットなどがたくさん生まれていって、しかもそれが解散もできるという、「新陳代謝がある状態」というのがすごくいいと書かれていました。ということは、それが実現されている京都大学は、理想状態に近い状態なのでしょうか?    いやいや、とんでもない。   まだまだですか。    もちろんまだまだです。例えば、当然ユニットにとって温度差というか、かなり活発なユニットもあれば、そうではないユニットもあります。かといって私は全部が全部活発であればいいとは思ってもいません。そこが1つ学際センターの思想として大事なことだと思っています。    例えば、何かあったら集まろうというだけでもいいではないですか。それでもむしろ何かあったら集まろうというときに集まれる状態、声をかけれる人がいるというだけでかなり機動的に活動できると思うんですよね。もちろんユニットの看板だけ掲げてまったく何もしないのはだめですよ笑 センターでは2年に一回、中間審査としてユニットに活動状況を提出してもらってますし、ユニット訪問として全ユニットの拠点まで出向いて直接話しを聞くことをしています。  まれに、そういうゆるいつながりのユニットがあまりに多く増えるのはいかがなものか、と指摘をうけたりしますが、それはユニットを活動主体として考えすぎだと思っています。ユニットはむしろ学内のネットワーク、分野を超えた「つながり」であると考えることで、それが学内に多数あればあるほど学際の風土、学問の土壌になる・・・・ そう考えることができるんです。    まだまだ全然完璧な状態ではなくて、もっと京都大学の先生たちに学際センターのことを知ってもらって、ユニット制度を使い倒してほしいなって思っています。なにより、私自身が本学のオープンマインドでフットワークの軽い面白い先生ともっとつながりたい笑   今、宮野先生が目指されている理想状態に、国内のほかの大学などで近いところはあるのですか。    他大学においても学際と名のついたセンター等の組織ははいっぱいありますが、学際センターのような土壌づくり、ネットワークづくりの機能を主としたものはあまりないように思います。例えば東北大学にも学際科学フロンティア研究所や学際高等研究教育院というのがあるけれども、それはそのセンター内で学際的な研究をやっている研究活動母体です。京大学際センターは研究母体ではなく、もちろん学際という名の研究はやっているけれどもそれは各ユニットで実施されていることです。  大阪大学にももっと規模が大きい何億とかのプロジェクトを1つの組織で管理するという、そういう大きな機構のような組織はあるとおもいますが、先生方のボトムアップ的に0円でもユニットをつくれるというのはないように思います。   Impact Hubからも異分野交流会とか「100人論文」をお知らせさせていただいていますが、外部とのつながりというのは結構進んでいっている、そしてそれはうまくいっているのでしょうか。    そもそも学内も学外もないと思ってるんですよ。乱暴な言い方になりますが、つまるところ学問は本質、普遍を扱うことでしょ。普遍というのは「当たり前」のこと、何においてもそうだと常に識る(=常識)ことです。この本来の常識という意味合いにおいて、私にとっての常識が隣の人にとって常識ではなかったら、それは常識とは呼べません。つまり、誰にでも当たり前のことをやるのが学問です。… More

GIFアジア最終選考会|優勝は、Kampung Marketer社(インドネシア)のNofi Bayu Darmawanさん

9都市のファイナリストが参加した最終選考会。優勝は、Kampung Marketer社(インドネシア)のNofi Bayu Darmawanさん。… More

GIF最終選考会が行われる「アジア太平洋ソーシャルイノベーションサミット」とは?

「アジア太平洋ソーシャルイノベーションサミット(APSIS)」は、2018年からアジア太平洋地域で開催されているソーシャルイノベーションに関する国際会議で、社会的企業、大企業、NPO/NGOなどの多様な参加者とともに各国の最先端の動きや革新的な起業家・企業のアイデアを学び、ネットワーキングを通してソーシャルイノベーションのエコシステムを構築していく場となっています。… More

来週22日に最終選考会「Regional Demo Day」開催。HUBでライブ中継も!

いよいよ最終選考会! 9都市から選ばれたファイナリスト達の最終ピッチは、9月22日!… More

国内最終選考会「National Demo Day」開催。ファイナリストは、中山慶さん(株式会社ROOTS)に決定!

3ヶ月のブラッシュアップを経て挑んだ国内最終選考会。プレゼンは英語で。 Generation Impact Fellowshipの最終審査会「National Demo Day」が、8月27日(木)にオンラインで開催されました。一次選考を通過した8名が約3ヶ月間のトレーニング「National Boot Camp」を経て、英語での最終プレゼンテーションに臨みました。… More

Generation Impact Fellowship 第2回 National Boot Camp 開催

6月からオンラインで実施しているGeneration Impact Fellowship(GIF)の「National Boot Camp」とアジア合同オンラインセッションの様子をお伝えします!… More

Generation Impact Fellowship 第1回 National Boot Camp 開催

Generation Impact Fellowshipでは、8月末の国内選考会(アジア大会に出場するファイナリストを選出)に向けて6月から約3ヶ月間、参加者(一次選考通過者)の事業/アイデアをブラッシュアップしていくためのNational Boot Campをオンラインで実施していきます。… More

開催レポート|Generation Impact Fellowship キックオフイベント

Generation Impact Fellowship キックオフイベント 3月6日にGeneration Impact Fellowship のキックオフイベントを開催! スタートアップ支援のプロフェッショナル、嶋根秀幸さんの進行のもと、すでに活動中の起業家、これから起業を考えている学生や経営者の方も参加し、社会起業の始め方や継続していくための大事なポイントについて話し合いました。その様子をレポートいたします。… More

開催レポート | NISHIGENE Lab vol.1 ホームシェア × コミュニティ

第一回NISHIGENE Lab(主催:共創ラボ CO-Lab Kyoto)が、「NISHIGENE Lab vol.1 ホームシェア × コミュニティ」 と題して開催されました!… More

訪問レポート | Imapct Hub Taipei 「1人1人の選択が、私たちの未来を決める」

こんにちは!Business Development担当の行元です。 あっという間に今年もあとわずが、もうすぐ2020年ですね。いかがお過ごしでしょうか。 今日は、私の所属するGLOCAL CENTERでの次年度事業の調査も兼ねImpact Hub Taipeiのオリバー、リッチを訪ねてきましたので当日の様子をお届けいたします^^… More

NEWS | 新しくなったImpact Hub Community Appのご紹介

約17000人、世界100か所以上のImpact Hubメンバーとつながりませんか?… More

開催レポート | ユヌス博士と語り合うわたしたち高校生の未来

グラミン銀行創設者で2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士が京都の高校生たちと対話する教育プログラム「ユヌス博士と語り合うわたしたち高校生の未来」が、11月16日(土)にImpact Hub Kyotoで開催されました。… More

開催レポート | Unwind Meetup:WILLERが拓くMaaSの世界 [共創ラボ]

2019年第一回目の共創ラボを、「Unwind Meetup:WILLERが拓くMaaSの世界」 と題して開催しました!… More

開催レポート | NEW AGE KYOTO

大盛況の内に終了した、BEYOND KYOTO。社会課題の解決や事業化支援を学生団体にも広げる試みに、Impact Hub Kyotoも協賛しました。 そのプログラムの一つである、社会課題と向き合う学生団体の支援プログラム”NEW AGE KYOTO”の模様を、(株)talikiの中村多伽さんにレポートしていただきます!… More

参加レポート | IMPACT HUB GLOBAL GATHERING 2019 – 後編 –

4月8日から14日にかけて開催されたImpact Hub Global Gathering 2019の様子を2回に分けてご紹介します。第2回となる今回は、後半(4月12日―4月14日)のMakers Festivalの模様をお伝えします。(前半の報告はこちら)… More

参加レポート | IMPACT HUB GLOBAL GATHERING 2019 – 前編 –

4月8日から14日にかけて開催されたImpact Hub Global Gathering 2019の様子を、2回に分けてご紹介します。 第一回となる今回は、前半(4月8日―4月11日)のStrategy Retreatの模様をお伝えします。  … More

開催レポート | 佐々木雅幸(創造都市論) × 山崎亮(コミュニティデザイン)「つどい つくる 環境」

生き生きと暮らし、楽しく仕事ができる社会の在り方とは?文化経済学の源流としてのラスキンの思想とは?… More

Kyotango Hack 2018 (共創ラボ) 報告レポート

今年もやってきました、共創ラボの季節が!! ◆『共創ラボ』とは、 毎年、異なる全国の地域課題をテーマに取り上げ、実際の舞台となる地域で開催し、 本来地域の持つ魅力を活かし継続的な課題解決策を提言・実行する取り組みです。… More

【開催レポート】ABD読書会『LIFE SHIFT』

「100歳まで生きれるなら、どんな人生を過ごしたいですか?」  … More

洛音ローンチ・パーティ の開催報告と代表取締役の武田さんインタビュー

「もっと身近に感じてもらえるような着物を作りたい」という想いから洛音を立ち上げた武田み音さん。そんな洛音が、8月25日にローンチ・パーティを開催しましたのでその開催報告! 記事の後半には、代表取締役の武田さんに一問一答形式でそのお話を伺ってみました!… More