サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
サーキュラーエコノミーへ向けての実践とエコシステム構築
本フォーラムでは、京都におけるサーキュラーエコノミーの実践者らへの支援を強化し、その活動をさらに広げるための具体的な施策を探ります。多様なステークホルダーが、未来の社会像を浮かべて有機的に連携することにより、個々の力を結集し、都市全体のレジリエンス向上を実現するための具体的なアクションプランを策定します。
ファシグラの練習は、ファシリテーターの基礎訓練に最適!
私たちがファシリテーショングラフィック(ファシグラ)の練習を推奨する理由は、その訓練プロセスがファシリテータースキルを磨くのに最適だからです。例えば、以下の技術を身につけることができます。
⑴自分の価値観を反映させずに、意見をありのまま聴く技術
⑵様々な意見や情報をまとめ整理する情報統合の技術
⑶過去の発言を見える化し、現在の話をありのまま聴き、次の進行(未来)も考える高度なマルチタスク処理の技術
一般的なファシグラは、「議論を見やすくまとめる」「会議後に振り返る」という使われ方をされがちです。一方で、小見さん流のファシグラは、ファシリテーターの道具として極めて優れていて、議論の熱量を上げ、混沌を整理し、多様な参加者の一体感や本質的な深い議論を創り出すことができます。
以下の写真が、小見さんのファシグラです。
ここで必須になるのが「情報統合」という技術で、様々な人の意見を模造紙に反映して、その情報どうしを分類・整理・統合して構造化する技術です。この技術の習得が、この講座の目玉と言えます。
例えば、会議の議論をホワイトボードに残して写真を撮って記録したけれど、数週間後に見返して「何の話をしてたっけ?」となったことはありませんか? カラフルで構造化されたファシグラであれば、過去の模造紙を貼って可視化したり、模造紙を縮小コピーして残しておくことで、数週間前の会議の議論の流れや熱量を取り戻すことができます。私たちも、大企業の組織変革の仕事ではいつも小見さんにグラフィックファシリテーターとして同行をお願いしています。
参加者の数が多い、多様な関係者を巻き込んでいく、などの場面では議論や意識が拡散しがちです。そんな時ファシグラがあると、非常に議論への集中力が高まります。たくさんの意見やアイデアをまとめる時にも、参加者が納得して進んでいけるので、高い参加意識を創り出すことができます。