Generation Impact Fellowship キックオフイベント

3月6日にGeneration Impact Fellowship のキックオフイベントを開催! スタートアップ支援のプロフェッショナル、嶋根秀幸さんの進行のもと、すでに活動中の起業家、これから起業を考えている学生や経営者の方も参加し、社会起業の始め方や継続していくための大事なポイントについて話し合いました。その様子をレポートいたします。

 

社会起業を進めるうえでの課題と重要な肝

社会課題解決はこれまで公共財で支えてきましたが、現在は個人が社会起業を担うようになり社会全体でチャレンジを支援する制度も整ってきています。

ゲストスピーカーの渡邉賢太郎さん(おせっかい社かけるCOO/元SUSANOOプロジェクトプロデューサー)もオンラインで参加し、自身の起業支援の経験や秘訣について語っていただきました。社会起業で大変なのは、始めてはみたけれど事業の利益が循環していくのに時間がかかってしまうこと、そしてなかなか一般には認知されにくいという課題も。

嶋根さん、渡邉さんと参加者のQ&Aを通して強く印象に残った点がいくつかあります。

まずは自分が進めたい事業について構造的な解析にじっくり時間をかけるべき。前段階として意識する点として3つのポイントがありました。

  • 1.その社会課題のあるべき、理想の未来について考えてみる。そこでの顧客となるのは誰か?
  • 2.うまく機能していない社会構造の問題は何かを分析する。
  • 3.その中で効果の出そうなレバレッジポイントを見つけ、それをどうやって動かせるか考える。

 

こういった解析を進める中で自分の得意分野や長く続けていけそうな分野でリソースが見つかれば、小さなトライ&エラーを何度も繰り返し事業を調整していくことです。そのためには現場の調査をしっかり行うことが欠かせません。その場にあるリソースを効果的に使いながら継続性のあるポイントを考えるのが大切です。課題について繰り返し問い続けることからしか解決に向かうアイデアは生まれず、具体的な問題意識と自分の探求心(問い力)が社会起業を進めるうえで重要な肝であると渡邉さんは語ります。

そして評価という点については、社会起業は一般的なビジネスとは成長の仕方も評価も違うという認識を持つこと。数年後、自分のアイデアが自分が希望したあるべき社会に良いインパクトを与えているとしたら、それは成功と言えるのではないか。また良いアイデアをせっかく持っているならば世の中にどう見せるか、マーケティングもとても大事だということでした。

 

ソーシャルアントレプレナーとして成功している人の共通点

渡邉さんの経験によると、ソーシャルアントレプレナーとして成功している人にみられる共通点として、

  • ・社会課題をあまり問題と考えていない、解決策を探すとき実験をしているようなわくわくした感じがある。
  • ・そして世のため人のためというよりも、自分自身の好奇心が強く原動力も自分軸で考えている人。

何かのためにと正義感でやっていると、イノベーションは生まれてこないそうです。

 

そして、最後のメッセージは、自分自身が何が好きでどう生きたいか、何を問いとして原体験を持っているかを大事にしてほしいと参加者全員に話していただきました。

 

スタートアップを目指す若者だけでなく、すでに働いている私たちにとってもとても考えさせられる貴重なお話しでした。

インパクトハブ京都では今後も、何か始めてみたい社会起業家の皆さんにわくわくする場所を提供していきます。(S)

 

Generation Impact Fellowshipとは、9つのうちいずれかのSDGs課題解決に向けて革新的なアイデアを持ち、持続可能なベンチャーになる可能性を持つ未来のリーダーを支援する起業家プログラムです。 4月26日まで応募者を大募集中です。皆様のご参加をお待ちしています。

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