東京大学の超大人気講義が京都に上陸!「世界一受けたい授業 -脳科学と遺伝子を知れば、私たちの日常が変わる- 」

 

と題して、9月8日に講義の場を作りました。 どーーん!!

 

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「一流の科学者に、文系の人でも理解できるくらいわかりやすく科学の先端分野の話を聞ける場があったらいいのになぁ。もっと多くの人が、生活に身近な科学についての本当の面白さにふれれたらいいよね。」 この企画はそんな想いから実現しました。

 

講師として来てくださったのは、一般人向けの平易な言葉で、専門的なお話をして頂けることでゆうめない石浦章一先生です。アルツハイマーや脳科学について詳しいということで、先生はテレビ番組の「世界一受けたい授業」にも出演されたことがある方です。

20名以上がキャンセル待ちをされるということで、大変人気のある講義となりました。

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主に出てきた話題のメモを残しておきます。

 

・科学的思考をすることが大事

・ビッグデータを見れば、野球で二番、三番に強打者を置く方が良い。また、送りバントは役に立たない

・今や指紋からDNAが取れるようになった

・自分の好むようなDNAを作れてしまうデザイナーベイビー

・子どもの性格がわかる、運動能力がわかるはインチキ

・サッカーのヘディングが認知症には良くない

・知能を規定する遺伝子がわかっている

・遺伝子によって、病気になりやすい人となりにくい人がいる

・脳は半分が脂肪でできている

・少し辛い挑戦が、脳力を上げる

・神経の数は、1歳までで決まる。学習は10歳までにするのが良い

・赤色のマーカーで塗りつぶすのが一番脳が覚えやすい覚え方である

・小さい時、夜ご飯に親と子供がいることが教育に大事

・主菜より副菜を多めに食べるべし

・ビールを1杯飲むと、死亡率が下が

・朝食を抜くと、昼食後の血糖値の上昇がひどくなって、眠くなる

・歳をとると、青色が見えにくくなる

・長寿は、考えながら手を動かすのが良い。囲碁は集中するから長寿になる

・80歳になっても筋トレが必要。週3回くらい、隣の人と話せるぐらいの息継ぎの運動が良い

 

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参加してくださった女性の方に感想をいただきました!

 

化学記号やグラフや物質名などが、スライドにこんなに出てくる講演には、これまで行ったことがなかった、文系女子の私。そのような文系女子的にはとっつきにくいパワポをチラチラと見せながらも、穏やかで淡々とした口調で、時にドキッとさせて、時に笑いを起こし、1時間半近くの講演をあっという間に感じさせてくださいました。
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 面白いと思ったことをいくつか挙げるとすると、ひとつには、体表の微生物の検査をすると、その時の体調がわかるというもの。体調が悪い時は肌の調子が崩れたり、変な汗をかいたり、血色が悪くなったりしますから、表皮に付着している微生物もその影響を受けて変質・変種するのと、逆に微生物が体調に影響も与えていると考えれば、あまりたちのよくない微生物に覆われていたら、体調が崩れていくのも納得です。「私の体調と微生物の記録」を作って、実際に相関関係を見てみたいと思いました。
もう一つは、ボケやすい人の遺伝子的な特徴と遺伝以外の要因の話。遺伝の話も面白かったのですが、遺伝だけでなく、生活や感情、性格など様々な要因が影響しているということも興味深く思いました。例えば、遺伝とならんでどのようなタイプの人がボケやすいかという性格的な特徴を調べた研究のことをお話しくださいましたが、その特徴には「家族から嫌われるタイプの人」という項目が含まれていました。
ちなみに、どのようなタイプの人が長寿になるかという話では、「相手の気持ちを考えないで好き勝手言う人」という項目が含まれていましたので、個人的には、家族から嫌われない程度に好き勝手言って長生きしたいと思います。
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