6/30には、ブラジルより写真家のミゲル・チカオカさんをお招きしたトークショーを開催しました!
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ミゲルさんは、植物や野菜の絞り汁で焼き付けたり、電気も薬品も印画紙も使わない原始的写真技法「アンソタイプ」など、すべて身近にあるものから自分たちでゼロから手づくりできるカメラを作り、「光を視る、感じる、知覚する」というワークショップを学校・公共施設などで行ってきました。
ミゲルさんは、Fotoativaという写真家たちのグループをたちあげ、住人が少なくなり治安も悪化しつつあったアマゾン川河口のベレンという都市も、写真というツールをつかってそのコミュニティを魅力ある場所に変えていきました。
その活動が評価されて、ミゲルさんはブラジルの文化勲章を受章したのだそうです
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「今の川の状態は僕たちの責任である」というミゲルさん。
光や水など大事なものを守るために、この写真のワークショップを通して、川を再生していく。
芸術表現としてだけの写真ではなく、社会を再生していくための写真という手段について、大変示唆のあるお話をしていただきました。
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サプライズで、ミゲルさんのために馬場優果さんが歌ってくれる演奏もありました!
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今回は、HUB会員である数秘術師の岩城るり子さんの数秘術体験会の開催レポートです。

単なる数字や生年月日で、なぜかその人の本質、キャリア、才能、人生のテーマなどが読み解ける、という数秘術。

なかなかにわかに信じられない人も多いでしょうから、今回はドネーション制の体験会を開催しました。これが意外と人気で、予想以上に多くの方にご参加いただけました。

信じる信じないかよりは、出てきた言葉をヒントに、自分や相手の理解と選択に役立ててもらえたらいいなと思っております。

 

参考までに、ある女性参加者の方の声を載せておきます。

 

けっこう前向きになれました。占いって感じじゃなかったです。より自分が生きやすくなるためのメッセージを言ってくれている気がしました。「占い」って聞くと抵抗がある人がいるかもしれないですが、そっと背中を押してくれる感じ。アドバイザー的な感じ。
今は悩んでいないけど、よりポジティブに生きられるものだと思う。
「当て物」というものではなくて、受けたらよりわかる感じです。これを受けて損はないかなと思いますよ。
自分が「こうだろうな」となんとなく思っていたこともあるけど、より明確にわかった感じです。「人に伝える役割」だと予想外に言われました。言葉を大事にすること、自分に正直に生きるとか、自分自身がハッピーなことを伝えると、より伝わるタイプだというのがわかりました。 (30代女性)
初級講座も募集しておりますので、興味のある方はご参加下さい

 

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7/8に、「コスタリカの奇跡 -積極的平和の作り方-」という映画の上映会と、・関根健次さんをお招きした帰国報告会を開催しました!

関根さんは、「幸せの経済学」「ザ・トゥルー・コスト 」「ビューティフル アイランズ 」「0円キッチン」など、話題の社会派ドキュメンタリー映画を配給するユナイテッドピープル株式会社の代表をされています。おかげさまで、60名以上の方にご参加いただきました。

 

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コスタリカは、“「21世紀の理想国家」「中米の楽園」”と呼ばれるなど、最近にわかに注目を集める国です。

– 1948年に軍隊や武器を持たないことを選択し、無料の教育、無料の医療を実現した国 –
– 再生可能エネルギーが発電の「98.7%」、驚異的な世界最先端のクリーンな国 –
– 2016年の幸福度ランキング世界No.1で、「途上国」としても異例の国(英国のシンクタンク、ニュー・エコノミクス財団より)-
– 地球の陸地面積の0.03%の国土に、生物種の約5%がいる生き物の楽園、エコツーリズム発祥の国 –
-「子ども選挙」と呼ばれ、小学生でも選挙を経験できて、平和や民主主義を徹底的に学ぶ国 –

などがその理由です。

 

 

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今回の映画は、ヒューマンフォーラムさんの mumokuteki cinema の協力を得て、この映画を上映しました。

映画「コスタリカの奇跡」では、様々な圧力を受けながら1948年に軍隊の廃止を決め、その予算を社会福祉にあて、医療や教育を無料にして国民の幸福度を最大化する道を選んだドキュメンタリーを描いていました。

 

コスタリカがすごいなぁと思ったのでは、決してアメリカの傘下に入ったのではなく、ヨーロッパ中の首脳に掛けあって、外交力をいかんなく発揮して、国際社会を味方につける努力をした結果、軍隊がない状態を保つことができているということ。

 

関根さんは、お話の中で、「コスタリカに行って変わったのは、平和のイメージが変わったこと」だと話していました。日本で戦争教育というと、つねに負のイメージで、戦争と平和が対になっていますが、長年戦争がなくて平和しか存在しないコスタリカ。平和であることが当たり前であるコスタリカ人は、全く平和の感覚が日本とは異なるのだそうです。いい意味で、平和からスタートしている感覚なんだそうです。

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また、実際に理想国家とは異なるコスタリカの負の部分についても触れてくれました。

例えば、国家予算の3割をかけているという教育費は、意外にも現場の教員はそこまで熱心じゃなくて、子どもを預けてみたもののあまり学びが多くなかったという話や、自然エネルギーが発電の「98.7%」近いという反面、1社で独占していることから電力の値段が高いとか、物価は日本と同じくらいだとか、首都の治安はそこまで良くないなど、まだまだ課題も多いとのこと。

ちなみに、世界の地熱発電の7割は日本企業だそうで、日本には十分に自然エネルギーの技術はあるのだそうです!
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最後のフリータイムでは、車座になって熱心に関根さんとディスカッションをされていました。たくさんの面白いお話が聞けて、日本のこれからの在り方を考える素晴らしい会だったと思います。

ご参加くださった皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。

 

 

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