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平和のために、
世界をひとつにするために、
なぜ日本文化が鍵になるのか!

それぞれに世界を見て、
平和を考え抜き、
同じ答えに行き着いた伊藤研人さんと浜村知成さんの対談企画でした。

 

 

伊藤研人さんは子どもの頃より、宇宙開発に関心があったそうで、

宇宙空間の中での生活のためには、完全循環型にしないといけないので、

環境問題に関心が出てきたそうです。

 

印象的だったのは、過酷なオーストラリアのバナナ農場でリーダーになった時に学んだ労働環境で見つけた日本観でした。多国籍の人々が働きに来る労働環境の中で、体格的に劣るアジア系は、この職場では1割しか残らない。けれど、なぜか日本人だけが7割残ったということで再認識したその忍耐強さや真面目さ。
この農場で1日も働いていない時に、5万円を貸してくれたという農場主。
そこで信用を得られたのは、伊藤さんが日本人だったから。それは過去からの日本人という信用だったり、日本人がいい仕事をしていたという過去の実績のおかげだったのだとか。
伊藤さんは、日本人の特徴として、
1.ストレス社会でも、我慢できる忍耐、やせ我慢できる力
2.バナナ収穫道のように、改善・洗練していった「道」
3.どこの国よりも、全体を見て、おもんぱかる、調和することを考える「和」の精神
リーダーのために頑張ったんじゃなく、全体のために判断する心
そんな日本に可能性を感じたそうです。

 

 

今、伊藤さんは、世界196か国の着物を製作し、クラウドファンディングにも挑戦するとのこと。
「織物技術は世界一。日本人がその価値を感じていない。人類最高のものを預かっているこの着物が持続可能社会ののろしになってほしい」という想いを語っておられました。
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浜村さんは、「戦争のない平和な世界を作る」というテーマで、イギリスのブラットフォードで平和学を学んだ方です。今は烏丸御池の近くで、武士道をテーマにした居酒屋「士心」を経営されています。

武士道に注目したのは、それが日本の根底にあるんじゃないか、という思いだったそうです。

武士道は、神道、仏教、儒教の融合であることから、色々な要素を和えていいものを作っていく。

そんな融合していく力が必要だとのこと。
浜村さんは講演の中で、好きな武士は山岡鉄舟だと話していました。
強さの追求の末に、不安が消え、無敵とは敵がいない境地だと悟るという武士道。
「武」・・矛を止める、争いを止める
「士」・・極めた人

 

というのが武士の本来の意味なんだそうです。

お二人の話を聞いていると、とても日本人の持つ能力の可能性を感じますね!

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6月23日に、「第5回京都スタートアップカンファレンス~vcメンターミートアップ~」

が開催されました!

 

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スタートアップの資金調達手段として、大きなウエイトを占めるベンチャーキャピタル投資。
ただ、京都でベンチャーキャピタリストとの面談を受ける機会が少ないので、実際の面談を意識したベンチャーキャピタリストによる公開メンタリングピッチを開催しました。

 

登壇企業は、以下の4社でした。みなさん、素晴らしいプレゼンテーションをしてくれました。

○株式会社 ハカルス 代表取締役 藤原 健真
食事指導を中心とした企業向け ヘルスケア・ウェルネスサービスを提供。
URL:https://hacarus.com/ja/
○株式会社 幹細胞&デバイス研究所 代表取締役 加藤 謙介
効率的な創薬プロセスの実現へ向けた幹細胞応用技術を提供。
URL:http://scad-kyoto.com/
○株式会社 ガシュー 代表取締役 松江 翔輝
クリエイターのためのプラットフォーム「Gashoo」を運営。
URL:http://gashooinc.com/
○株式会社 バイオーム 代表取締役 藤木庄五郎

 

 

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参加してくれたベンチャーキャピタルの方は以下です。
・Draper Nexus Ventures 中垣氏
https://www.drapernexus.com/home-jp
・Eight Roads Ventures Japan 村田氏
https://www.eightroads.com/en
・日本ベンチャーキャピタル株式会社 西日本副支社長 川真田氏
http://www.nvcc.co.jp/

 

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「 Morning Trip ! 」(世界を旅しよう)というテーマで、アルバニア、デンマーク、パリ、タンザニア、北朝鮮、という5つの国をテーマに、毎回ゲストを招いてきてご紹介してきた本企画。
今回選んだ国は「イスラエル」です! そして今回はシリーズ初めて夜の開催!
ゲストであるイスラエル人シャローム・ポラックさんは、イスラエル国内のベテランのツアーガイドで、世界中の訪問者をガイドするかたわら、講演や執筆活動を行って来られた方で、日本人が知らないイスラエルの魅力をもっと伝えたい!という想いにうたれ、今回の企画が生まれました。

 

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「何千年も国を追われてきたイスラエル人は、どうやって民族として生き残ってきたのか?」
そんなミステリーを、シャロームさんはとてもわかりやすい語り口で、ユダヤ人の4000年の物語を語ってくださいました。
モーゼのこと、ゴライアテとダビデの戦い、エルサレムに初めて神殿を作ったダビデの子どもソロモン王や十戒について。
キリスト教徒との戦いから、近年のアラブ諸国との確執まで。
そして、太陽エネルギー産業や、宇宙衛星の打ち上げ技術、イスラエル発だというCTスキャンや、水、レーザーの防衛技術などのテクノロジーの面が優れているそうで、なかなか日本人にとっては意外なイメージだったのではないでしょうか。
世界人口0.25%のユダヤ人が、ノーベル賞受賞者21%を占めるというのも、驚きの数字でした。
まだまだ謎が深まるイスラエルでした!

 

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2017年6月7日、スイスより、セスト&ガブリエーレご夫妻をお招きし、約50名近くの方とともに、語りあいの時間を持ちました。

お二人は、スイスで起業家、コンサルタントとして活躍されたかたわら、経済だけが世界を動かしているのではないと、「World Spirit Forum」を立ち上げ、世界経済フォーラムが始まる4日前に、会議参加者の意識を高めてから行えるように取り組んでこられました。

また、フランスのCOP会議のアドバイザーも務められてきたのですが、2015年に、パリで自然環境フォーラムがあった際に、「アパートを解約して旅に出よう」というアイデアが湧き、持っていたものを全て身近な人々に与えて、終わりのない旅に出たそうで、その旅の途上で京都に立ち寄っていただきました。

 

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一方通行の情報提供ではなく、双方向の自由な語りあいがしたいとのことで、「オープン・ダイアログ」という形式で、

会場から思い思いに投げかけやシェアリングが行われました。

「いつから精神性を意識し始めたのか?」

「夫婦であることはどういうこと?」

「自分を愛するって、みんなどうする?」  など、様々な投げかけがありました。
ガブリエーレさんからの最後のコメントが印象的でした。
「人が奥底に持っていることをシェアした時に人がつながると信じています。
恐れによって、人とのつながりができなくなるから、
こういった今日のような場所と人々と共有することがとても大事。
それを日常することができたら、世界はもっといい世界になると思っています。
あなたと私は関係ない、他人なのではなく、みんなと共有していきましょう。」
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最後に、参加者の方から感想をいただいたので、共有します。
今回のイベントは、私が過去に参加したことのあるトークイベントの中でも特別な感じ・雰囲気を持っていたのがとっても印象的でした。
雨降りだったのに集まった30名ほどの参加者は年齢・肩書が十人十色。(下は12歳から。。)
おそらくゲストに期待するところも、十人十色だったと思います。

”ゲストが前で、観客が後ろ”という典型的な二元的な配置ではなく、二人がいる円を中心に同心円状に座ることで、自然に場やテーマを共有している一体感が感じられました。

普通ならメインとなる、ゲストの詳しい活動紹介がなく、すぐに相互の「意見交換」に入ったのも珍しい進行でした。
とてもオープンで気さくで、笑顔が魅力的なお二人は、まさに平和の伝道師。
・パートナーシップのこと
・自分を愛する大切さ
・「緑の巡礼」を始めた経緯と、「同じようなことを自分でもやりたい
人はどれくらいいる?」の観客への質問。(かなり多数で喜んでましたね。)など、かなり話題は多岐にわたりました。

全体的に、あのイベントは、京都のHubならではではないかなあ、と感じました。
京都の懐の大きさ、時代の先端を担っている感というか、いろんな意味で感性が高い方が多いなあ、とも感じました。そういう意味では、参加者同士の出会いの場としても機能していましたね。
最後にハブのすごさは、ユニークな創造的空間だけでなく、オシャレで無国籍な気の利いたドリンク&軽食付きだったところにも表れていました。
(あえて言えば、アメリカのNPO的な感じ。。。)

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6月5日、ART CAMP TANGO 2017「音のある芸術祭」のプレスリリースイベントが、3階スペースで開催されました!

 

これは、京丹後市在住のアーティストと地域の有志が立ち上げた団体で、2013年より「音」にまつわる芸術表現を主軸として、サウンド・アート、現代美術、音楽、ダンスなどの領域を横断し活躍するアーティストを丹後へ招聘してくるという活動です。様々なアーティストが丹後に滞在し、自然環境や風土、文化から得た体験をさまざまな方法で創造的に共有するアート・プロジェクトを展開しています。

 

 

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こちらはキュレーションチームから、企画やアーティストの紹介。

2017年度は、香港のアートNPOであるsoundpocket からもアーティストを招聘して行うとのこと。

 

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参加アーティストの紹介がありました。こちらは風景を主題に作品制作やワークショップを行う美術作家の小川 智彦さん。

 

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丹後半島在住のギタリストであり作曲家である山崎昭典さんからは、丹後の波をイメージした素敵なギター演奏もありました。

 

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たくさんのプレスの方や関係者が集まった、盛大な発表機会になりました。

京丹後での音をテーマにしたアート、関心のある方はぜひ足をお運びください。

 

会 期:2017 / 9 / 9 (土)- 24(日)
アーティスト・イン・レジデンス 8 / 28(月)- 9 / 8(金)

開催地:京都府京丹後市

参加アーティスト

  • 大城 真 | Makoto Oshiro
  • 小川 智彦 | Tomohiko Ogawaa
  • 木藤 純子 | Junko Kido
  • 木村 玲奈 | Reina Kimura
  • 鈴木 昭男 | Akio Suzuki
  • 三原 聡一郎 | Soichiro Mihara
  • 宮北 裕美 | Hiromi Miyakita
  • 山崎 昭典 | Akinori Yamasaki

soundpocketアーティスト(香港)

  • サムソン・チェン | Samson Cheung
  • アルミミ・ヒフミ | Arumimi Hifumi
  • フィオナ・リー | Fiona Lee
  • フランク・タン | Frank Tang

キュレーター

  • アリス・ウォン | Alice Wong (soundpocket ディレクター)
  • 青嶋 絢 | Aya Aoshima
  • 清澤 暁子 | Satoko Kiyosawa
  • 宮北 裕美 | Hiromi Miyakita